フリーランスの税金・手取り概算

売上・経費・青色申告特別控除を入力すると、所得税・住民税・個人事業税・国民年金・国民健康保険の目安と手取りを概算します。令和7年度(2025年)ベース・単身想定。

仕事にかかった費用(通信費・機材・家賃按分など)。

手取り(売上−経費−税社保)¥3,380,539
事業所得¥3,850,000
所得税(復興税込み)¥183,053
住民税¥286,788
個人事業税¥47,500
国民年金¥210,120
国民健康保険(概算)¥392,000

フリーランス・個人事業主の税金の全体像

会社員は税金や社会保険料が給与から天引きされますが、フリーランスは自分で計算し、確定申告して納めます。主な負担は次の5つです。

  • 所得税:国の税金。所得に応じて5〜45%の累進課税+復興特別所得税2.1%。
  • 住民税:自治体の税金。おおむね所得の約10%+均等割。
  • 個人事業税:一定の業種にかかる地方税。事業主控除290万円を超えた分に3〜5%。
  • 国民年金:定額(令和7年度は月約1.7万円)。
  • 国民健康保険:前年所得などに応じて計算される保険料。自治体差が大きい。

当ツールは、売上・経費・青色申告特別控除を入力すると、これらの目安と最終的な手取りを概算します。

所得と手取りの計算の流れ

まず「事業所得」を求めます。

事業所得 = 売上 − 経費 − 青色申告特別控除

この所得をもとに、社会保険料(国民年金+国民健康保険)を差し引き、さらに基礎控除を引いた金額に所得税・住民税がかかります。個人事業税は所得から事業主控除290万円を引いた分に課税されます。最終的な手取りは次のイメージです。

手取り = 売上 − 経費 −(所得税+住民税+個人事業税+国民年金+国民健康保険)

青色申告で節税する

フリーランスの節税で最も効果が大きいのが「青色申告」です。複式簿記で記帳し、e-Taxで期限内に申告するなどの要件を満たすと、最大65万円を所得から控除できます。控除が増えると、所得税・住民税だけでなく国民健康保険料も下がるため、トリプルで効いてきます。会計ソフトを使えば記帳のハードルは下がります。白色申告や10万円控除と比べ、手取りに数万円〜十数万円の差が出ることもあります。

国民健康保険は自治体差が大きい

国民健康保険料は、所得に応じた「所得割」と、加入者ごとの「均等割」などを組み合わせて計算され、料率や上限は自治体によって大きく異なります。本ツールは代表的な料率で概算しているため、実際の保険料とはずれます。正確な金額は、お住まいの市区町村の国保窓口やシミュレーションでご確認ください。所得が高い場合は、国民健康保険より各種の任意継続や組合国保が有利なケースもあります。

納税に備えてお金を取り分けておく

フリーランスは税金・保険料をまとめて後から納めるため、「手元にお金があると思ったら納税で消える」という事態になりがちです。売上が入ったら、税金・保険料の分(目安として利益の2〜3割程度)を別口座に取り分けておくと安心です。当ツールで年間の負担を把握し、毎月の積み立て目標を立てるのに役立ててください。

適用年度:令和7年度(2025年)
計算の根拠・出典
  • 所得税の速算表・基礎控除 (国税庁 令和7年分)
  • 国民年金保険料(令和7年度) (日本年金機構)
  • 個人事業税(事業主控除290万円・税率3〜5%) (各都道府県)
  • 国民健康保険料 (自治体ごとに料率・上限が異なるため概算)

よくある質問

フリーランスにかかる税金・保険は何がありますか?

主に①所得税、②住民税、③個人事業税、④国民年金、⑤国民健康保険です。所得(売上−経費−各種控除)をもとに計算され、会社員と違って自分で確定申告・納付します。

青色申告特別控除とは?

複式簿記で記帳しe-Taxで申告するなど一定の要件を満たすと、最大65万円を所得から差し引ける制度です。控除が大きいほど税金と国民健康保険料が下がるため、節税効果が大きい仕組みです。

国民健康保険料はなぜ概算なの?

国民健康保険は自治体ごとに料率・上限が異なり、前年所得や世帯構成でも変わります。本ツールは代表的な「所得割+均等割」で概算しているため、実際の金額は自治体の計算とずれます。正確な額はお住まいの自治体でご確認ください。

個人事業税がかからない場合もありますか?

はい。個人事業税には年290万円の事業主控除があり、所得がこれ以下なら課税されません。また業種によって税率(3〜5%)が異なり、非課税の業種もあります。本ツールは税率5%・事業主控除290万円で概算しています。

※ 本ツールは令和7年度(2025年)の代表的な料率をもとにした単身想定の概算です。国民健康保険料は自治体差が大きく、扶養・各種控除・業種別税率なども簡略化しています。正確な金額は税務署・自治体・税理士にご確認ください。